眼瞼下垂の保険診療と自由診療の違いを徹底解説!

眼瞼下垂の保険診療と自由診療の違いを徹底解説!
公開日:2025/04/30更新日:2025/04/30

眼瞼下垂の保険診療と自由診療の違いを徹底解説!

「まぶたが重くて目が開けにくい」「視界が狭く感じて見えにくい

このような症状がある場合、それはまぶたが垂れ下がって視界を悪くする“眼瞼下垂(がんけんかすい)”かもしれません。
眼瞼下垂の治療には保険が適用される場合と、自由診療として行う場合があります。
しかし、「何がどう違うの?」「どちらを選ぶべき?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
この記事では、眼瞼下垂の保険診療と自由診療の違い、適用条件、仕上がりや費用面の違いについてわかりやすく解説します。

ジョウクリニック今月のおすすめプラン

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱まり、上まぶたが下がってしまう状態を指します。
まばたきの際に上まぶたがうまく開かず、目が開けにくく感じられることがあります。
症状が進行すると、まぶたが黒目にかかり、視界が狭くなることもあります。

眼瞼下垂の症状と原因

眼瞼下垂はまぶたが重くて目が開けづらくなる状態になるため、以下のような症状が出ます。

  • 視野が狭くなる・・・まぶたが被さって見えにくくなる
  • 目の疲れ・・・見えにくく疲れ目が進行して眼精疲労につながる
  • 肩こり・・・姿勢の悪化により肩の筋肉に負担がかかる
  • 頭痛・・・目や額の筋肉の過度な緊張で頭痛を起こしやすい

また、無意識に眉を上げ続けることでおでこに深いシワができやすくなり、老けた印象を与えることもあります。

眼瞼下垂になる原因はいくつかあり、先天性と後天性のものだったり、複数の要因が重なる場合もあります。

  • 加齢(腱膜性眼瞼下垂)
  • 生まれつき(先天性眼瞼下垂)
  • ハードコンタクトの長期使用

まぶたの筋肉や腱は加齢とともにゆるみ、徐々にまぶたが垂れ下がってきます。
40代以降から少しずつ症状が出やすくなります。
生まれつき眼瞼下垂の場合は、まぶたの筋肉やそれを支配する神経の働きが低下している状態で、片目だけ症状が見られることもあります。

眼瞼下垂が見た目に与える影響

眼瞼下垂は見えにくくなるだけでなく、見た目にも影響を与えます。
疲れた印象、眠そうな目つき、老け顔の原因になり、マイナスな印象を与える要因ともなってしまうのです。
場合によっては左右差が出るケースもあるので、美容的な悩みにもつながります。

眼瞼下垂の治療は保険適用される?

眼瞼下垂の治療は保険適用される?

眼瞼下垂の治療は、条件によって保険が適用されるため、自由診療より費用を抑えて治療が受けられます。

保険適用される条件

  • 視野障害
  • まぶたの重さによる日常生活の支障

基本的に機能改善が目的であるため、保険適用での診察・手術は、医師の診断が必須となります。
治療は大学病院や保険診療対応のクリニックで行われる場合が多いです。

Joe Clinicで行う保険診療の眼瞼下垂治療

保険適用で行われる眼瞼下垂の治療には「挙筋短縮全切開法」があります。
挙筋短縮全切開法の詳細について解説します。

挙筋短縮全切開法

挙筋短縮全切開法はまぶたを開ける筋肉の眼瞼挙筋を短くし、目の開きを改善します。
二重ラインを切開してミュラー筋と眼瞼挙筋腱膜という、まぶたを開ける筋肉を正しい箇所に縫い付け直す手術です。
同時に二重の線のところを内側に引き込むので、二重のラインができるようになります。

保険適用のメリット・デメリット

眼瞼下垂の治療には保険が適用されますが、メリットがある半面デメリットもあります。
両方を知ることで、自分に合った治療が受けられるでしょう。

メリット

保険適用で医療費が3割負担となり、自由診療で受けるより費用面では安くなります。
また、機能的改善が目的の治療のため、見えにくいという問題の解決につながります。

デメリット

眼瞼下垂の治療は美容目的で行われる治療とは異なるため、デザインや仕上がりに制限があります。
切開法による治療が一般的なので、施術後の腫れやダウンタイムがあり、数日間は日常生活に支障が出るケースも考えられます。
さらに、医師や病院によって仕上がりに差が出ることもあります。

自由診療での眼瞼下垂治療とは

自由診療での眼瞼下垂治療とは

自由診療での眼瞼下垂の治療は、保険適用よりも費用がかかりますが、以下のようなメリットがあります。

  • 美容的な仕上がりを重視した治療が可能
  • 医師と相談しながら、理想的な目もとに調整できる
  • 切らない埋没法や、腫れが少ない鍵穴式(部分切開法)を選択できる

目の開きをよくして視界を良好にするといった目的以外にも、美容的に見た目をよくできるメリットは大きいでしょう。
複数の治療法から自分に合ったものを選べるため、自由度が高いのも特徴です。

Joe Clinicで行う自由診療の眼瞼下垂治療

Joe Clinicで受けられる自由診療での眼瞼下垂治療は、まぶたの状態や症状、目的に合わせて3種類の治療方法から選択できます。

鍵穴式(挙筋短縮部分切開法)

鍵穴式(挙筋短縮部分切開法)

まぶたの二重ラインの一部分を小さく切開し、まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)を短くする治療方法です。
傷痕が小さいためダウンタイムが短く傷が目立ちにくいのが特徴です。まぶたの余分な脂肪も同時に除去できます。

挙筋短縮埋没法

挙筋短縮埋没法

上眼瞼挙筋を瞼板との位置を近づけるように折り込み、糸で縛り留めて筋肉を短くし、下垂症状を解消する治療方法です。
糸はまぶたを上げる度合いに応じ、1~3箇所に通して留め、二重ラインを作ります。
切開しないためダウンタイムが短く腫れや内出血も軽度です。

挙筋短縮全切開法

挙筋短縮全切開法

希望の二重ラインに沿って切開し、まぶたを開ける筋肉(眼瞼挙筋)を短くして目の開きをよくする治療方法です。
たるんだ皮膚を切除でき、余分な脂肪も同時に除去できます。
比較的ダウンタイムが長いため、治療後の予定を調整する必要があります。
美容目的の方や、症状が軽度な場合は保険適用の対象外となることがあります。

保険適用と自由診療どちらを選ぶべき?判断ポイント

保険適用と自由診療どちらを選ぶべき?判断ポイント

眼瞼下垂の治療には保険適用と自由診療がありますが、どちらにすればいいのか迷ってしまう場合、以下を参考にしてください。

保険診療が向いている方

  • 視界が狭く、日常生活に支障が出ている
  • 医療費を抑えて機能改善を目的としたい
  • 美容的な仕上がりにはあまりこだわらない

見た目の仕上がりにこだわらず、眼瞼下垂を改善して視界をクリアにすることだけを目的にする方には保険適用が向いています。

自由診療が向いている方

  • 目もとの印象美しく整えたい
  • 左右差二重の形も一緒に整えたい
  • ダウンタイム術後の見た目に配慮したい

自由診療は眼瞼下垂の治療としてだけでなく美容目的も含めて手術が受けられます。
目もとの仕上がりも重視できるため、ほかに気になる部分も同時に治療が可能です。
目の形や眼瞼下垂の度合いに左右差があったり、二重の形も変えたい場合、同時に整えることもできます。
美容目的としても治療が受けられるため、ダウンタイムや見た目に配慮された治療が可能です。

まとめ

眼瞼下垂の保険診療と自由診療の違いを徹底解説まとめ

眼瞼下垂は、「見た目」と「機能性」の両方に関わる症状です。
保険診療での治療は費用を抑えられるメリットがある一方で、デザインや仕上がりに限界があります。
一方、自由診療では、美容的な視点を含めたアプローチができるため、「眼瞼下垂を治療して視界を改善し、理想の目もとも手に入れたい」という両方を叶えたい方には最適な選択肢となります。
Joe Clinicでは、患者さま一人ひとりの悩みやご希望に合わせた最適な施術をご提案しています。
まずはお気軽にカウンセリングでご相談ください。

メニューの詳細

記事の監修医師

重本譲総院長

重本 譲

JOE SHIGEMOTO

ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長

総院長のプロフィール

徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。

認定医資格
豊胸認定医/金の糸美容法認定医/サーマクール認定医/ミラクルリフト認定医
所属学会
日本美容外科学会正会員/日本美容外科医師会正会員/2013年アジア国際美容外科学会正会員
この記事は2025/04/30に公開された記事です。
最新情報はオフィシャルサイトをご確認ください。

目の整形カテゴリの最新記事