【脂肪吸引後は圧迫固定するべき?】ダウンタイムの影響や注意点を紹介

【脂肪吸引後は圧迫固定するべき?】ダウンタイムの影響や注意点を紹介
公開日:2024/11/15更新日:2024/11/20

【脂肪吸引後は圧迫固定するべき?】ダウンタイムの影響や注意点を紹介

脂肪吸引の術後は圧迫固定してダウンタイムを過ごすのが一般的です。
ただ、部位によっては動作がしづらくなったり暑かったりするため、圧迫するのが億劫になってしまうこともあります。
圧迫固定する理由やメリット・デメリット、術後の痛みや過ごし方を知れば、ダウンタイム中も快適に過ごせるでしょう。
今回は脂肪吸引後に圧迫する理由ダウンタイムへの影響などについて解説します。
脂肪吸引後の過ごし方やダウンタイムの期間、圧迫の必要性が気になる方はぜひ参考にしてください。

ジョウクリニック今月のおすすめプラン

脂肪吸引とは何か?

脂肪吸引とは何か?

脂肪吸引とは、脂肪をなくしたい部分の皮下にカニューレという専用の吸引管を挿入し、脂肪を取り除く施術です。
脂肪は筋肉に比べると質量が軽いため、体重に大きな変化が見られないことがありますが、部分痩せサイズダウンなど見た目の変化が期待できます。
大幅な減量目的ではなく、見た目の変化メリハリのあるボディラインにしたい方に向いています。

脂肪吸引後の圧迫はするべき?

脂肪吸引後の圧迫はするべき?

脂肪吸引後のダウンタイムは、皮膚と皮下をくっつけるために圧迫する必要があります。
脂肪を吸引したことで余ったスペースに、麻酔液やリンパ液などの水分が停滞してむくみが発生したり、皮膚がたるむのを防ぐためです。
圧迫固定はメリットだけでなくデメリットもあるため、両面を知ることが大切です。

圧迫固定のメリット

手術後は患部が炎症を起こして腫れるため、圧迫固定で物理的に腫れの症状を抑えます。
脂肪吸引後は1週間程度痛みを感じることがありますが、固定で動きを抑制できるので、多少の痛みを緩和します。
皮下脂肪を取り除いた部分にはスペースができるため、血液や麻酔液、リンパ液が停滞してむくみが出やすいです。
適度に固定し余ったスペースを圧迫して体内への水分停滞を防ぐため、むくみにくくする役割もあります。

圧迫固定のデメリット

圧迫固定は緩すぎても強すぎてもよくないため、適切な強さで圧迫しなければいけません。
圧迫のしすぎは血流を妨げて回復を遅らせる原因にもなってしまうのです。
加減が強すぎると摩擦やかぶれによって痒みが出て、水ぶくれになる可能性もあります。
色素沈着する場合もあるため、圧迫が強いと感じたり痒みが出た場合はクリニックに相談しましょう。

脂肪吸引後のダウンタイムで現れる症状とは?

脂肪吸引後のダウンタイムで現れる症状とは?

脂肪吸引後のダウンタイムでは、むくみや痒み、腫れなどの症状が出る場合があります。
部位ごとに起こりやすいリスク痛みの感じ方は違うため、詳細を見ていきましょう。

太ももの吸引後のダウンタイムや痛み

太ももの脂肪吸引後のダウンタイムは1週間程度で、比較的短いです。
腫れや内出血の症状が見られますが、ほとんどの場合2~3週間程度で落ち着きます。
太ももは吸引の範囲が広く日常的に動かす部位のため、痛みを感じやすいです。
つっぱり感や硬くなったと感じることがありますが、2ヶ月程度かけて徐々に引いていきます。

お腹の吸引後のダウンタイムや痛み

お腹の脂肪吸引後は水分が溜まりやすいため、患部をしっかり圧迫固定する必要があります。
そのため、一時的にお腹の凸凹や内出血が目立つことがあります。
ダウンタイムは1~2週間程度が目安です。
痛みは術後3日間がピークで、筋肉痛のような鈍痛、内出血の症状が見られますが次第に落ち着いていきます。

お顔の吸引後のダウンタイムや痛み

お顔のダウンタイムは1週間程度が目安です。
ダウンタイム中には痛みやむくみ、腫れ、内出血の症状が見られます。
まれに切開した箇所のつっぱり感やしびれなどを感じることがありますが、圧迫固定を継続すると1~2ヶ月で徐々に治まります。

二の腕の吸引後のダウンタイムや痛み

二の腕は脂肪吸引後、3日目頃が痛みのピークになり、筋肉痛のような鈍痛を感じられることがあります。
通常は動かさなければ痛みを感じることはありませんが、腕を上げた時など一部の動作で痛みを感じる場合があります。
腫れや内出血は2~3週間程度で軽減し、つっぱり感は2ヶ月程度で落ち着いてきます。

施術部位ごとの圧迫方法や注意点

施術部位ごとの圧迫方法や注意点

太ももの圧迫

太ももの脂肪吸引後はガードルを着用して圧迫します。
歩行に問題はありませんが、膝の曲げ伸ばしがしにくい状態が続きます。
普段の動作の2~3倍の時間がかかることもあるので、無理のない範囲で行動するようにしましょう。
トイレではガードルを外さなくても用が足せるタイプもあるので心配いりません。

お腹の圧迫

お腹やウエストの脂肪吸引後は、内側にスポンジが付いたボディスーツやウエストニッパーを着用して固定します。
しっかり固定して皮膚の凸凹たるみを予防します。
手術翌日以降は一日中着用する必要はありませんが、空いている時間寝ている間も着用することを推奨します。

お顔の圧迫

お顔の脂肪吸引後はテーピングやフェイスバンドで固定します。
手術当日は圧迫固定したまま帰宅することになるので、マスクや帽子など顔が隠れるものが必要です。

二の腕の圧迫

二の腕の脂肪吸引後は、上腕を圧迫するボレロのようなサポーターを着用します。
胸の部分が空いているので、サポーターを着用してから下着を付けます。
手術後の腫れやつっぱり具合によっては腕の曲げ伸ばしがしにくくなる場合があるので、無理のない範囲で行動してください。

圧迫中の日常生活での注意点

圧迫中の日常生活での注意点

圧迫着を着用していると老廃物が排出されやすくなるため、十分な水分補給が重要です。
水分を適切に摂ることでむくみが改善され、体が回復しやすくなります。
体が動かしにくく感じるかもしれませんが、軽い歩行ストレッチなどで血流を良くすることが大切です。
特に長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、腫れやむくみが強くなる可能性があるため、こまめに体を動かしましょう。

脂肪吸引の圧迫固定に関するよくある質問

脂肪吸引の圧迫固定に関するよくある質問

脂肪吸引の圧迫着がゆるい場合はどうする?

脂肪吸引後に体が引き締まって圧迫着がゆるくなることがあります。
圧迫着がゆるいと適切な圧迫ができず、腫れやむくみが長引いたり皮膚が滑らかに回復しない可能性があるので注意が必要です。
少しゆるい程度なら補助用のベルトやガードルを重ね着することでフィット感を高められます。
術後数週間経過していればサイズが合っていない可能性があるため、クリニックで再度採寸してもらい、新しく交換することを推奨します。

脂肪吸引の圧迫の強さはどれくらい?

脂肪吸引後の圧迫着の強さは、適度に引き締まっている血流を妨げない程度が理想的です。
圧迫が弱すぎると腫れやむくみが残りやすくなり、逆に強すぎると血流が滞って皮膚に負担がかかる可能性があります。
体にぴったりとフィットし、肌と着用部分の間に空間がない程度が理想的です。
圧迫着の着用時に日常生活の動きが妨げられない強さにし、特に肋骨や腹部に過度な圧迫がかからないよう、適度にサポート感を感じる程度が望ましいです。

まとめ

脂肪吸引後の圧迫固定についてのまとめ

脂肪吸引後の圧迫固定について解説してきました。
圧迫中のダウンタイムは普段通りの動作ができなかったり、痛みや腫れなどの症状で不快な期間になると思います。
しかし圧迫固定が終われば理想的なサイズが手に入るので、我慢しながら過ごしましょう。
圧迫固定中に痒みが悪化したりサイズが大幅に変わった場合は適切な処置が必要なため、クリニックに連絡しましょう。

メニューの詳細

記事の監修医師

重本譲総院長

重本 譲

JOE SHIGEMOTO

ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長

総院長のプロフィール

徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。

認定医資格
豊胸認定医/金の糸美容法認定医/サーマクール認定医/ミラクルリフト認定医
所属学会
日本美容外科学会正会員/日本美容外科医師会正会員/2013年アジア国際美容外科学会正会員
この記事は2024/11/15に公開された記事です。
最新情報はオフィシャルサイトをご確認ください。

脂肪吸引カテゴリの最新記事