重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィール鼻にヒアルロン酸を注入して高さを出す施術は、切開しないプチ整形として人気を集めています。
しかし、ヒアルロン酸注入による隆鼻術で“目が内側に寄る”という現象が話題になることもあります。
鼻のヒアルロン酸注入で目が寄ることがあるのか、その真偽について解説します。
また、鼻のヒアルロン酸注入がおすすめの人、失敗事例や後悔を防ぐ方法などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
鼻にヒアルロン酸を注入すると、物理的に目が寄ることはありませんが、目の錯覚で目が寄ったように見えることがあります。
ただし、適切な注入量・注入部位であれば目が寄って見えることはありません。
鼻の根元(目頭に近い部分)に近い部分に注入すると、周辺の皮膚が伸びて目の印象が変わることがあります。
極端な例でいえば、内側に目が寄ったように見えることもあるため、慎重に施術しなければなりません。
鼻筋部分をメインに高さを出す施術を「隆鼻術」といい、ヒアルロン酸注入による隆鼻術では、プロテーゼなどを挿入せず、切らずに鼻を高くすることが可能です。
眉間から鼻背にかけて高さを出し、シャープな印象の鼻を形成します。
ダウンタイムがほとんどなく傷跡も目立ちにくいため、周りにバレずに鼻を高くしたい人に向いています。
鼻のヒアルロン酸注入は、以下のような人におすすめです。
ヒアルロン酸注入は、高さを出したい部分だけに注入し、シャープな鼻筋にします。
極端に変わることなく自然に鼻を高くできるため、周りにバレにくいです。
注射のみで鼻筋の凹凸や曲がりの改善、隆鼻が可能です。
プロテーゼは半永久的に効果が持続しますが、腫れや内出血を伴い、固定するためのダウンタイムが必要です。
体内に異物を入れるため、体質によってはまれに異物反応を起こすこともあります。
ヒアルロン酸注入はプロテーゼを挿入せずに鼻を高くできるので、試しやすいでしょう。
メスを入れる施術は縫合もするため、傷跡ができてしまうデメリットがあります。
ヒアルロン酸注入は細い注射針を使用するため、注射の跡は数日で目立たなくなります。
副作用やリスクが低いので身体へのダメージが少ない施術です。
メスを入れるまではしたくないけど、鼻を高くしたい方におすすめです。
鼻のヒアルロン酸注入は、ヒアルロン酸が徐々に体内に吸収されるため永久的な効果はありません。
注入するヒアルロン酸の種類や量によって持続期間は異なりますが、おおよそ3~4ヵ月、長くて1年程度です。
万が一失敗したとしてもいずれ元の状態に戻ります。
しかし、せっかく鼻を高くしようと施術を受けたのに、失敗したくないですよね。
失敗例を参考に、リスクやデメリットもあることを理解した上で、施術を受けるか決めることが大切です。
鼻のヒアルロン酸注入で起こりやすい失敗例を見ていきましょう。
しこりができてしまうのは、使われているヒアルロン酸の質や医師の技術不足によるものが大きいです。
また、定期的にヒアルロン酸を注入しているとしこりができやすくなることもあります。
これは、ヒアルロン酸が完全に吸収されずに残ってしまうことで起こる現象です。
なりたかった鼻の高さや形にならないケースもあります。
ヒアルロン酸を注入する位置や量、ヒアルロン酸の種類が合わなかった可能性が考えられます。
また、医師の技術不足によるところもありますが、希望のデザインがしっかり伝わっていなかった場合もあります。
カウンセリング時にはイメージとして写真やイラストを用意し、理想の鼻の形を共有できるようにするとリスクを減らせます。
鼻筋に注入したヒアルロン酸が左右に流れてしまうことがあります。
これはヒアルロン酸の品質が合わなかった場合に起こります。
ヒアルロン酸は製剤によって固いものや柔らかいものなど種類があるので、鼻の状態に適した固さのヒアルロン酸製剤を使うことで防げます。
鼻筋が太くなってしまうのはよく見られる失敗例です。
ヒアルロン酸を鼻に注入すると徐々に馴染んでいき、しばらくすると高さがなくなってしまうため、もう少し高くしたいと望んでしまうケースが多いです。
そこで施術を複数回受けるごとに、ヒアルロン酸の注入量が増えていってしまいます。
鼻筋は段階を追うごとに太くなっていくので、実は本人が気付きにくい場合が多いのです。
理想とする鼻の高さや形をしっかり伝えて意見を聞くことも大切です。
鼻のヒアルロン酸注入でよくある失敗例が分かれば、リスクを減らすことができます。
失敗や後悔なく施術を受ける方法を見ていきましょう。
クリニックではカウンセリングを実施しているので、施術前にはカウンセリングを受けましょう。
カウンセリングでヒアリングするのは、理想とする鼻の形や高さだけではなく、自然に変化させるために回数が必要かなど、詳細まで話します。
鼻のデザインは口頭ではうまく伝わらず、双方に相違が生じることもあるので、具体的に伝えるために写真やイラストを用意しておくといいでしょう。
鼻のヒアルロン酸注入は、切開や縫合などはしないため手軽に受けられる施術ですが、過去の手術歴や持病については事前に伝えておきましょう。
過去に受けた手術で血管が影響を受け、ヒアルロン酸を注入することで血管障害を招く可能性があります。
重大な影響を及ぼさないためにも、手術歴や持病は伝え、リスクを減らせるようにしておきましょう。
理想的な鼻筋にするために、クリニック選びは重要です。
費用や通いやすさなどを重視してしまうと、後悔するケースは少なくありません。
鼻のヒアルロン酸注入は技術を要する施術なので、技術不足の医師が行うと失敗してしまうことがあります。
クリニックや医師の実績、症例などをしっかり確認した上で、まずはカウンセリングを受けてみましょう。
適切な量のヒアルロン酸を注入することで、入れすぎによる失敗は防げます。
ヒアルロン酸を注入すると理想の高さになりますが、徐々に体内に吸収されるため元の状態に戻っていきます。
定期的に注入することで維持できますが、一度高い鼻に見慣れてしまうと戻っていくことに耐えられず、追加する量を増やしてしまう傾向にあります。
複数回重ねるごとに注入する量が増え、不自然な鼻になることがあるため、他人から見てどうなのか、冷静に判断することが必要です。
ジョウクリニックでは切らずに鼻を高くできる「鼻ヒアルロン酸注入隆鼻術」を行っています。
基本的に高分子の固いヒアルロン酸を使用し、脇に広がらずに鼻筋がスッキリするように施術しています。
主に世界的ヒアルロン酸メーカーであるアラガン社製『ジュビダームビスタ®』シリーズの『ボリューマXC』や『ボラックスXC』、鼻・アゴ専用のヒアルロン酸として高いシェアを持つ『クレヴィエル・コントア』のヒアルロン酸を使用し、患者様にご好評をいただいております。
鼻のヒアルロン酸注入は、プロテーゼを挿入する施術よりも気軽に受けられるため、鼻を高くしたい方は受けやすい施術です。
しかし失敗や後悔しないか不安になる方も多いでしょう。
失敗例やその原因を知っておけば、自分に合ったクリニック選びができます。
ジョウクリニックはヒアルロン酸注入の実績が多く、厳選した製剤を取り揃えているため、ひとり一人の理想に合った施術を提案することができます。
鼻のヒアルロン酸注入で失敗したくない方や、理想的な鼻筋にしたい方は、ぜひジョウクリニックを検討してみてください。
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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