重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィール皆さん、顔の黄金比はご存じでしょうか?
いわゆる美人といわれる顔を数値で導き出したのが顔の黄金比。
まず、顔の黄金比とはどのような基準なのかを説明していきます。
黄金比とは視覚的にバランスが取れて安定している誰が見ても美しいと感じる比率のことです。
例えば、有名なお話では古代エジプトのピラミッドやギリシャのパルテノン神殿・ミロのビーナスや、モナ・リザの絵画にも黄金比が取り入れられています。
1. 顔全体のバランス(顔の縦と横の長さや比率)
2. 顔のパーツの位置
3. 顔のパーツの大きさ
人の顔は左右対称で上記3つのポイントが黄金比に近いほど、一目見て美人顔という印象を与えるといわれています。
顔黄金比が示す美人顔は、
「髪の生え際から眉頭の下」・「眉頭の下から鼻の下」・「鼻の下からあご先」の長さが、全て同じ比率の「1:1:1」であることが条件です。
顔の黄金比が示す美人顔は、
「顔の横幅」が「目の横幅」の 5倍であることが条件です。
顔黄金比が示す美人顔の目の位置は、
「髪の生え際から目の真ん中」・「目の真ん中から唇の真ん中」の長さが同じ比率「1:1」であることが条件です。
さらに、「目の横幅:目と目の間 = 1:1」であることが挙げられます。
顔黄金比が示す美人顔の眉における条件として、「小鼻の外側」と「目頭」を結ぶ直線の延長線上に「眉頭」が来ることを挙げています。
そして、「小鼻の外側」と「目尻」を結ぶ直線の延長線上に「眉尻」が来ることも条件としています。
ただし、眉毛は流行があるので、黄金比通りにメイクすると、違和感が出てしまうこともあります。
メイクの際には、トレンドを取り入れながら、微調整するようにしましょう。
黄金比に近づけるのに重要なのは顔全体のバランス。
手段の一つとして美容外科の施術があります。その方法をいくつかご紹介していきます。
多くのドクターがその重要性を唱える輪郭。
顔のベースだけに変えるのが難しい印象がありますが、輪郭の修正にはどのような施術があるのでしょうか。
「小顔注射」「BNLS注射」と呼ばれるもの。
ぼやけたフェイスラインや顔太りを解消してくれる注射です。
脂肪を代謝させるメディカルハーブのほか、麻酔や痛み止め、血管収縮剤などが配合された薬剤を注射します。
顔の脂肪を減らしつつダウンタイムが少ないのがメリットです。
◆ヒアルロン酸注入
引っ込んだアゴを少し出したり、シャープにすることができます。
また、日本人に多いへこんだこめかみや、やつれた頬に入れて若々しい輪郭にすることも可能です。
ヒアルロン酸は徐々に吸収されていくので効果は永続的でない分、安心感がある施術です。
◆小顔ボツリヌストキシン注射
エラが張った輪郭は四角い顔に見えて男性的な印象を与えがち。
エラ張り顔には骨格が問題となっていることもありますが、奥歯をかみしめるときに動く咬筋(こうきん)と呼ばれる筋肉のこわばりが原因になっていることもあります。
ボツリヌストキシン注射で咬筋をゆるめると、エラ張り顔が解消するだけではなく歯ぎしりの癖が和らぐ効果も期待できます。
◆顔の脂肪吸引
エラ張りなどではなく、頬やあご下周りに脂肪がついてしまい、顔が大きく見える場合には、脂肪吸引が効果的です。
顔周りはダイエットでは脂肪が落ちにくい箇所です。
そんな厄介な部分は、脂肪吸引ですっきりとした小顔になることができます。
◆バッカルファット除去
小顔注射などで減らすことのできない、深い層にある脂肪のかたまりバッカルファット。
これを除去すると小顔になるだけではなく、将来的な頬のたるみを防ぐことができます。
口の中を小さく切開してバッカルファットを取り除き、糸で縫合します。
糸は溶けてなくなるので抜糸は不要。腫れづらく、比較的ダウンタイムが短い方法です。
◆骨を削る輪郭形成
エラ削り、オトガイ(顎)削り、頬骨削りなどがあります。
傷痕が小さく、従来の骨削りよりダウンタイムが短縮した「超音波骨削り術」もご用意しております。
若々しい印象を与えてくれる、ふっくらとした丸いおでこ。
額形成には「ヒアルロン酸注入」や「顔の脂肪注入・ナノファット」と呼ばれる方法があげられます。
◆ヒアルロン酸注入
メスを使うには抵抗があり、自然な若々しさがお望みの患者様には最適な施術です。
また、額に微妙な凹凸がある場合も、なめらかにすることも可能です。
◆顔の脂肪注入・ナノファット
ご自分の脂肪を注入するため、定着&自己組織になり、効果が半永久的です。
アレルギーや拒否反応の心配もございません。
黄金比と比べると、目と目の間が広すぎる!という人が多いのではないでしょうか。
目と目の間隔を狭く方法として挙げられるのが「目頭切開法」です。
◆目頭切開法
目頭を数ミリ切開して、蒙古ひだを取り除き、目の横幅を大きくする施術です。
適切に行うことで離れ目を解消することができます。
切開する方法がいくつかあり、目頭や蒙古ひだの状態に合わせて最適な方法を選ぶ必要があります。
「鼻の下が短いほど美人」と聞いたことがありませんか?
人中(じんちゅう)と呼ばれる鼻の下を短くして黄金比に近づける方法があります。
◆人中短縮術(リップリフト)
鼻の直下にあたるラインで切開して、皮膚を切り取り、鼻の下を短く縫い縮める施術です。
「リップリフト」「上口唇短縮術」とも呼ばれます。
※上唇が持ち上がるため、笑ったときに歯茎が見える「ガミースマイル」の人は避けるべき施術です。
輪郭に次いで、美人であるかを左右する条件にあげられる「鼻の形」。
大きさや形、高さなどが様々なため、ここで紹介する施術以外にも色々な種類がございます。
◆小鼻縮小術
鼻の皮膚を一部切除し、縫い縮めることで鼻を小さくする施術です。
鼻の穴の大きさが気になる、あぐらをかいた鼻や、だんご鼻が嫌という方に適しています。
◆鼻尖形成術
鼻尖にコラーゲンブロックか自家組織を挿入することで、鼻尖を尖らせる施術です。
鼻先に高さを出すことで、よりスマートでシャープな印象になります。
◆鼻中隔延長術
鼻の先に軟骨を移植して鼻の長さや角度を変える施術です。
鼻の穴が目立つ方や、鼻が上向きである豚鼻の修正が可能です。
医師の見解を調べていてわかったことは、
理想的な顔の黄金比率を得るためには「輪郭の修正」が大きなカギを握っているということです。
それぞれのパーツが美しくても、全体的なバランスが崩れてしまうと美人顔ではなくなってしまいます。
どこか一か所、施術をして全体のバランスが悪くなることのないよう、信頼できる美的センスを持つ医師の施術を受けることが大切です。
まずは自分の顔を研究し、自身の顔の特徴を理解することが大切です。
美人顔に近付づくことができ自分に自信がつけば、自然と表情も明るくなり、人を惹きつける魅力が生まれるはずです。
「自分は美しくありたい…。」
「もっともっと美しくなりたい…。」
美人顔に近付きたいと強く思う信念こそが、自分を輝かせるひとつの要素になるのではないかと思います。
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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